スポンジの発泡

スポンジは薬剤が膨らんで密集した気泡でできている

スポンジの素材であるウレタンフォームの原料は、ポリオール(アルコールの一種)・イソシアネート(硬化剤)・水・着色剤などです。これらの薬剤の化学反応で発生する炭酸ガスが膨らんで密集した気泡となりウレタンフォームになります。 ポリオールの種類により、エーテルタイプとエステルタイプに大別されます。見た目では違いがわかりません。一般的なエーテルタイプの特長は弾性に優れ、広範囲な物性のスポンジができます。エステルタイプは圧縮・伸びなどの特性に優れ、強度が高く摩耗が少ない特長があります。 薬剤の調合により、作られる気泡の大きさが変わりスポンジの反発力に影響します。その結果、スポンジのコシや柔らかさが変化します。 同じように見えるスポンジですが、その発泡の方法などにより耐久性は大きく違います。また発泡させたスポンジを加工することにより “機能性スポンジ”として様々な機能を発揮します。

スポンジたわしができるまで